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昨日借りた本。
東京シューレ子どもとつくる20年の物語
奥地 圭子 (著)
まだ読んでる途中だが・・・
■作者の印象的な言葉■
『本来学校は、子どものための場として税金でつくられ子どもの学び育つ権利を社会が保障する所なのです。だから、そういう現実になっていなくて、子どもが学校を活用しない場合、学校をもっと子どもにとって楽しい所、居やすいところに改革する方向で対応されるならまだしも、登校拒否している子どもを学校へ戻るようにしたことは問題のある方向性でした』
『一番大切なのは親が子どもを信じることであり、家族で安心できなければ子どもは自分を否定したまま、その後の人生を歩くための希望も出てきません。』
『豊かな社会とは、教育のあり方が1本だけというのではなくさまざまな教育の選択肢があり、いろんな個性が生かされニーズが満たされる社会だと思います。そして初めて、すべての子どもが未来に希望を持ち、幸せに生きる子ども時代を送られる社会になるのではないでしょうか』
ところで・・・
ここ奈良県では、本日7月1日「奈良県少年補導に関する条例」が施行された。
http://www.police.pref.nara.jp/
法律に関しては全くのド素人だけど、感じること。
この条例・・警察職員の権限を拡大して少年に対する監視・規制・取り締まりを強化することが少年非行の防止と少年の健全な育成につながる、との発想に基づいている。なんだか根本的に違っているような気がするんだけど・・・。
そして県民一般に対し「不良行為」を発見したときにこれを止めさせる努力義務及び警察職員等に通報する努力義務を定めている。だけど、このような義務付けは互いに監視し通報しあうような息苦しい地域社会を作り出し、少年の大人に対する不信感を増大させてしまって逆に良くないように思うんだけど・・・。
これで子どもは未来に希望もてるのかな?
学校も家庭も地域も大人達が一丸となって、
子供達それぞれの可能性を守るために
努力していける地域環境になればいいんだけど・・・。
そんなことは夢物語にすぎないんだろうか???
まずは私ができること・・・
自分の子どもを理解し信じてやること。