書くための手の準備

   運動の敏感期の間に、日常生活の練習を通して
   手首・指先の機能訓練をしている。




     ●鉛筆をしっかり持つための3本の指でつまむ活動として
      ・つまみ付きのパズル
      ・玉さし
      ・楊枝さし
      ・コイン落とし
      ・よりわけ 
      ・小瓶のふた回し開閉・・・等がある 


     ●腕の力をつけるため
      ・お盆を使っての持ち運び
      ・洗濯
      ・机洗い・・・等




   これらの日常生活の練習で
   目と手の協応性を身につけ
   自分の意のままに動く手を準備する。


   同時に、注意力・集中力といった
   精神面も備わってくる。  


   これらの間接的な長い長い準備を経た子どもは
   読むことよりも書く事のほうを早く始める。        
  


                      『お母さんのモンテッソーリ 野村緑 著』より