子供達自身が注意を払うこと

kayuk2006-05-24


 ヒメッチが言う。

    「あんな、学校のボールな、教室にあんねんで。
     そんでな、蹴ったらあかんねん。」


  ・・・??????


 意味がわからなかったのだが、
 よくよく話を聞いてみて驚いた。


 ヒメッチの通う小学校では
 クラスに5〜6個のボールが割り当てられているそうな。。。
 それぞれのボールにはクラス名が書かれ教室に保管されている。
 そして休み時間、そのボールを使って遊んでいいそうなのだが・・・
 


   【決まり事】
     ・ボールを蹴ってはいけない
     ・蹴った人を見つけた場合は、そのクラス全員ボール使用禁止


   なのだそうだ。。。



    えぇーーーっ!!
    なんでぇーーーっ!!??? 


 というのが私の第一声。。。
 

 

 実はヒメッチが通う小学校は
 私も子ども時代に通った小学校である。
 当時ボールは、運動場の片隅に沢山並べてあって
 使いたい放題だった。
 

   蹴ってはいけない!


       な〜〜んて決まりは無かった。


  蹴りたい放題、放り投げたい放題、 
  ボールなんだから何でもありである。
  ルールは自分達で決めるもの。



 しかし何でまたそんな決まり事を作らにゃならんのか?
 学校のことだから、過去に何か問題があって
 そのような決まりが出来たのであろうが・・・。
 その肝心の何故?の部分の
 説明はなかったとヒメッチは言う。



 何故学校でボールを蹴ってはいけないのか?

 この疑問にはっきりとした理由を
 子供達に説明してやって欲しかったと思う。


 そして私はヒメッチに想像で説明する。
     「多分、ボール蹴ってお友達に当たったら
      危険やからとちゃうか?
      もしかしたら、過去に誰かがボールに当たって
      怪我しゃったんかもしれへんなぁ。。。」 



 それで納得した感じのヒメッチではあったが、私は複雑。




 わざわざ決まりになんてしなくても
 注意を促すだけでいいんじゃないか???
 おまけに、一人でも決まりを破れば
 そのクラス全員ボール使用禁止だなんて。。。 



 子供達は、ボールが使えなくなるから蹴ってはいけないと思い、
 一番肝心な、人を傷つけてしまうかもしれないから蹴らない
 もしくは、人を傷つけないようにしようという
 相手を思う気持ち注意力が失われてしまうような気がする。




 だから、子ども達自身が考えて
   周りに注意を払う事に意味がある
と思うのだが。。。




 今どき、何処の学校もこんな感じなのだろうか????
 きょう一番の驚いた出来事だった。。。