提示

モンテッソーリの育児本には、頻繁に『提示』という言葉が出てくる。


この『提示』とは・・・
  子供がやりたい動作を「どうすればできるか」
  知りたがる時期をとらえて「動き方」を教えてあげること。


そしてこの『提示』は
  大人の8倍の遅さにスローダウンした動きで
  言葉と離して見せる。
  黙って、ゆっくり、ハッキリ、最後まで、やって見せる。   


何故か???
次のような説明がしてあります。



 「運動」と「脳」は連なっている。
 「どう動くか」は、脳の中で理解され、プログラムされます。
 そのために、子供が知りたがっている「動作」を
 よく「分析して」「やって見せる」ことが大切なのです。
 「やって見せる」ときには、子供の知性のリズムに合わせなければなりません。

                 (相良敦子・田中昌子著 『お母さんの工夫』)  

 




そこで、やってみました『提示』


外でシャボン玉をしていたチビスケだが
部屋で静かに何かやってるヒメッチの事が気になったらしく
ヒメッチのもとにやってきた。


今日のヒメッチはアイロンビーズに夢中。
チビスケは暫らくヒメッチがやっているのを見つめると
自分もやりたいと言い出した。


チビスケはアイロンビーズを手に取り
並べようとする。
しかし、上手くいきません。
「どうやってすんのぉ〜〜???」


はいっ!
ここで私の出番です!!
そうです。
『提示』です。


やりました。やりました。
大人の8倍の遅さで・・・(笑)


スローーーー
   モォォォーーーーー
       ショョョーーーーン・・・・で。


やってる私が笑けてしかたなかったのですが、
チビスケは真剣な眼差しで、私の指先を見つめます。


そして、黙々とアイロンビーズ
犬の型に並べはじめ、一人で完成させました。


凄いです!!
モンテッソーリは凄いです!!
このスローモーション『提示』は効果抜群です!!


だけど・・・
外出中に人前でこの『提示』はやりにくい…