何も言わずに『待つ・見守る』

kayuk2006-06-01

  
  子育てで心がけていることの一つ。
  それは、 『待つ・見守る』ということ。
  私は助言するだけで、あとは子ども自身が気づくまでひたすら待つ。
  これを心がけてから、ヒメッチが生き生きした。
 

  『待つ・見守る』ことを心がけたきっかけは
  やはり入学当初からのヒメッチのイライラとヒステリー。




  彼女のイライラとヒステリーの原因は・・・
  私の彼女への愛情表現を怠っていた事と同時に
  毎日毎日出される学校の宿題と
  公文の宿題とピアノの練習。
  帰宅後、どんなに頑張っても
  好きな事をして遊ぶ時間が無くなる。


  公文とピアノをどちらか辞める事を提案してみた。
  でも彼女は絶対辞めたくないと言う。
  すでに、大好きだったバレエは
  シブシブ辞めちゃってるし・・。
  
  




  そうしたらどうすればいいか二人で考えた。


    彼女は一日がもっと長かったらいいと言ったが・・・。
    ほんと私もそう思う時があるもんなぁ〜。
    でも一日は24時間って決まってる。






  ほな、時間の使い方を変えてみよう!


    学校の宿題は帰宅後に
    公文とピアノの練習は朝にすると決めた。
    それやったら出来そうやと彼女は言う。







  そこで彼女の実践が始まる。


    帰宅後の学校の宿題・・・
       よしよし、ちゃんとできた。

 
    朝のピアノの練習・・・
       よしよし、これもバッチリ


    朝の公文のプリント・・・
       アチャーー(><)
       これは時間が無くなった。


  


  公文の宿題が出来ない日が数日続く。
  宿題をせずに公文に通う日もしばしば。
  でも私は何も言わずに放っておいた。
  ヒメッチは再びイライラ・・・。
      



     ヒメッチ 「あーもうっ!どうやったらええかわからへんっ!」
        私 「ピアノ上手に弾けるようになったやん。
           やっぱりちょっとだけでも毎日続けたら
           上手になるし、上手に弾けたら楽しいな。」
     ヒメッチ 「うん、楽しい。でも公文できへん。」
        私 「ヒメッチは出来るって。時間の使い方考えてみ。」





  この次の日から、ヒメッチはいつもより30分早く起きるようになった。

  



  子どもはちゃんと自分で考えて行動できる。
  ただ、そのキッカケや方法を知らないだけ。
  自転車の乗り方をきちんと教えてやれば乗れるようになり
  サイクリングが出来るようになるのと同じようなものなのかも・・・。






  『何も言わずに待つ・見守る』ってホントに大変な事。。。
   「宿題は?」「早くしなさい!」「何回言ったらわかるの!」
   こんなことを言ってる方が親は楽かも。
   でもこれじゃあ、いつまで経っても子どもは自立しないし
   親もずっと言い続けなきゃならない・・・。
   子どもだってそんな事望んでないだろうし・・・。
   それだけは避けたいから、今後も『待つ・見守る』体勢でいることにする。




  幼児期の間の『待つ・見守る』は
  なんだかいじらしくて楽しかった。
  でも、小学校に入ってからの『待つ・見守る』は
  なんと忍耐の要る事なのか!




  ヒメッチのイライラヒステリーのおかげで
  とっても良い勉強ができて、『待つ・見守る』忍耐もついてきた気がする。。。




  でも、まだまだこれから・・・
  始まったばかり。
  いつか爆発することの無いよう
  母ちゃんも忍耐つけるぞぉーーー!!